絶望とトイレ


怪我から数日。毎朝目が覚めると、

数歩先のカーテンを開けることができない。

毎朝普通にやって来たことができないのはなんとも辛く、絶望感すら感じる。

(ああ、このままカーテンを開けることもできず、暗い部屋で暮らすのだろうか。。)

などと悲劇のヒロイン(改老婆)を気取っているが、

はッ!そんな感情に浸っている場合ではない。

ト!トイレ!

足が痛いので、ギリギリまで我慢しているわけで、もういい加減起きて行かねば。。

心を整えて、上半身を起こす。

横に置いてある椅子に座り移る、

(この場合長座の姿勢からちょっと上によいせっ!と座るので、座り移る、が正しいと思います。)

当初ローベットに寝ていた私。

毎朝立ち上がるまでが死ぬ思いでした。

ともかくトイレだけは自力でいかねば!

息子に下の世話なんて、意識あるうちは絶対嫌だしw

まあ、そんな事が原動力で、

ともかく絶望にどっぷり浸かる暇はありませんでした。

しかし、良く毎朝床から立ってたなあ。。


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